どうも、ぼくです。 レンタルサーバにインストールしている ownCloud のバージョンが古くなった為、再インストールを行ったので改めて手順を残したいと思います。
ownCloud とは?
ownCloud は、Dropbox のようなオンライン・ストレージサービスを自分自身のサーバに構築できて、自分だけのオンライン・ストレージが持てるオープンソース・ソフトウェアです。 契約しているサーバの容量だけのスペースを持てますので、Dropbox などの有料プランに加入する必要がありません。
ぼくの場合は、契約しているさくらVPSサーバにインストールして利用しています。
Apache httpd のインストール
まずは Apache httpd をインストールしました。 特に新しい Apache httpd をインストールする必要がないので、CentOS 6 の yum リポジトリで配布されている Apache 2.2 をインストールしました。 手順は次の記事に書き残してある通りです。
HTTPS (SSL/TLS) への対応
今回 ownCloud を再インストールした理由の1つに HTTPS に対応したいと思ったこともあり、サーバに HTTPS でアクセスできるように対応します。 まずは SSL の自己証明書を発行しました。 手順は次の記事に新たに残しました。
発行した自己証明書を Apache httpd に設定します。 mod_ssl を yum リポジトリからインストールし、自己証明書を設定ファイルにパスを通し、バーチャルドメインの設定を行いました。 手順は次の記事に新たに残しました。
これで Apache に HTTPS でアクセスできるようになりました。
MySQL Server のインストール
次は MySQL Server をインストールします。 今回は CentOS の yum リポジトリの MySQL は利用せず、MySQL 公式の yum リポジトリを利用して MySQL 5.6 をインストールしました。
インストール完了後の初期セキュリティ設定もお忘れなく。
これで MySQL Server のインストールは完了です。
ownCloud Server 7 のインストール
最新の ownCloud Server 7 をインストールを行いました。 今回は tar.gz を自分で展開してインストールする方法で行いました。 手順は次の記事に書き残してある通りです。
以上の手順で、サーバ側のセットアップはしました。
ownCloud Client 1.7 のインストール
11月08日に ownCloud プロジェクトが最新の ownCloud Client 1.7 をリリースしましたので、最新の ownCloud Client をインストールしました。 こちらに概要を残しました。
以上の作業により、1時間程の作業で、最新の自分だけのオンライン・ストレージが構築できました。 最新の ownCloud Client 1.7 ではフォルダを選択してのファイル同期に対応しているので、今までよりも更に便利に利用できるようになりました、とても快適です。 リソースに余裕のあるサーバをお持ちの方は、是非導入を検討されては如何でしょうか?